白堊歌会の部屋
「白堊歌会RURU」2026(令和8年)2月作品 - 白堊五行歌会
2026/03/01 (Sun) 12:19:48
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白堊歌会RURU 2026年2月
幾千の
絵を描き
山波を創り
岩手の宝
風と共に去りぬ
斉藤早苗
いつもがっつく愛犬が
1日中、無摂食になった・・・
こんな単純なことで今更ながら
自分の人生さえをも思い知らされる
ペットとはいえ存在の大きさを改めて実感する
4代目事務局長
日本から
離れられない
貧老は
捨てられ麒麟児
ドル建て投資す
村谷 尚
癒しの雨音(あまおと)
楽しい雨音
悲しい雨音
心模様が奏でる
雨の作品を味わう
伊奈 裕
紅白のステージ
鋭さは優しさに
強さは愛しさに
深化をとげて
歌いきったきみ
田川 宏
「きみ」は岩崎宏美です。
きたぎんボールパークで
盛岡一高の野球観戦
千波さんも一緒に
熱い声援
二〇二四年七月十二日の暑い一日
青山すみれ
底抜けの天真爛漫に
ブレることのない
絵描きの向上心
天才を友に持つという
幸運を分けてもらった
粗いタッチで捉えた
ふるさとの碧い海原の光芒
白い風のそよぎ
三浦千波は
光を描いた画家だった
山田武秋
スマホが勝手に出してくる
「この日を覚えてますか」
3年前 5年前 7年前と
はっきり若くなる家族写真
夫だけが全く同じ服
瀧津泉
地吹雪の向こうの夜空から
勇猛なペテルギウス(またぎ)が
シリウス(大犬)と
プロキオン(子犬)を従えてやって来た
道理で熊公の噂が消えちゃった・・
だいてんち
誰もいつかは
帰ってゆくか
彼の女(ひと)の名前のごとく
寄せては返す
故郷の海へ
はま栗
斉藤早苗・4代目事務局長・青山すみれ・山田武秋・はま栗の作品は先日逝去された三浦千波氏の追悼歌
です。
〇次回の締め切りは3月31日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)12月作品 - 白堊五行歌会
2025/12/14 (Sun) 22:54:16
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白堊歌会RURU 2025年12月
幸福は
与えられた
中にある
うつの妻おいて
公園でぼーとす
村谷 尚
干支(エト)のトラック
はや六周
ままならぬ思い
引きずり
ウォーキング
田川宏朗
田園都市線の車窓
都心から郊外へ移ると
紅葉が目立つ
新婚当時住んでいた
地域の灯りが懐かしい
伊奈 裕
令和の漢字離れに神さえ救済を断念か?
・流年しません様に
・降伏に暮らしたい
・かわいい相性が欲しい
・休職をただにして(どうぞそのように)
4代目事務局長 藤井 則夫
名前の「美」は
うつくしいの「美」ですと
伝えたら
電話の向こうで
クスッ!
青山すみれ
久しぶりに
新幹線の窓から
故郷の山々を
ながむれば
何処も熊の王国となる
山田武秋
仏壇に
お茶の実とちの実
椎の実ギンナン
父に倣って
並べ楽しむ
はま栗
抱っこされて
お腹なでられ
頬ずりされる 愛犬もんた
考えてるのは
たぶん「腹へった」
瀧津泉
イーハートーヴに熊っこ来たじゃ
モーリオ辺りは熊だらけ
なめとこ山がら来たのがな
助けでけろじゃ小十郎さん
おらほのクビチョウ共(ども)は頼りねえ
だいてんち
〇次回の締め切りは1月31日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)10月月作品 - 白堊五行歌会
2025/11/24 (Mon) 22:32:21
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白堊歌会RURU 2025年10月
愛とは 対峙する生命を慈しみ思いやる気持ち
連合いは無論 導く親 支える家族・親友・ペット・・
それ等は実は良質遺伝子の継承を支える重要なメカニズム
しかしまた 阻止するフィルターとしても作用する
洗練された遺伝子の伝達を仕掛けた神はやはり偉大!
4代目事務局長 藤井 則夫
うつの妻に
笑顔を戻して
やりたいが
漫才見ても
我のみ笑いき
村谷 尚
開運橋からの岩手山
明治橋からの岩手山
四季折々変わる
岩手山と向き合い
人生を学んだ
伊奈 裕
救急車で運ばれ
目覚めたのは
オペのあと
救急車の乗りごこちを
味わえなかった
初救急車
初入院
初手術
七五歳の
初づくし
青山すみれ(二首)
岩手の
ローカルCMと
思っていたら
メジャーなCMだった
タイヤのマルゼンのテレビCM
山田武秋
歩道橋から湾を見下ろせば
トランペットの「君が代」がかすかに聞こえ
丘からは
高校生の吹奏楽の音がする
広島県呉市の夕暮れ
瀧津泉
酔うことも
なけれど
ノンアルの
ビールを夕餉の
友とせむ
はま栗
世俗に抗い
権威に盲従せず
独り
モノ言う
うたびとでありたい
田川宏朗
〇次回の締め切りは11月30日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)8月作品 - 白堊五行歌会
2025/08/30 (Sat) 23:02:30
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白堊歌会RURU 2025年8月
大隈が
民意に折れた
二十一か条?
山縣反対
民主主義って
村谷 尚
あと何回、誕生日を
迎えられるだろうか?
いかん いかん
感傷的にならず
おおらかに生きよう
伊奈 裕
玄関を出たら
ひと摘み
今や真っ盛りの夏
生い繁る草に
追いつかず
青山すみれ
大事なのは
「答え」より「問い」
新しい「問い」の発見が
創造の契機となり
世界を変えていく
山田武秋
奈落からせり上がる
ライトがあたたかい
遠い波のような拍手に包まれる
客席は暗いけれど
一人一人のお顔が見える
瀧津泉
灼熱の埼玉を
月光仮面が黙しがちにゆく
純白のUVスーツ
黒眼鏡にマスク
炎のマフラー靡かせて
はま栗
燃え上がる桜並木の上を飛び
着いた河原の寄せ波に
つま先濡らして
目が覚める
あちらに行かずに済んだらしい
だいてんち
逝ったひとの
思い出ばかりが
行き来する
娑婆の
おどり場
田川宏朗
民主主義
辞めない自由もあったのか
日ごと案じる
将来を任せるための
選択肢薄き日本の不自由さ
4代目事務局長 藤井 則夫
〇次回の締め切りは9月30日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)6月作品 - 白堊五行歌会
2025/06/19 (Thu) 13:12:27
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白堊歌会RURU 2025年6月
米価高騰、輸出米助成に米国独善関税
法案パブコメ超加熱や物価高に怒りコメ
今年の漢字は「米(コメ)」で決定か
ついには2千円台に期待コメ
まずは迫りくる都議選そして参院選!
4代目事務局長
スーパーの
自転車置き場で
電動で
ないのは我だけ
みんなリッチや
村谷 尚
おさんぽの
園児たちよ
遊べ あそべ
八幡さまの
木洩れ陽のなか
田川宏朗
高齢になると
何をしても倍の時間
「年を取るって
こういう事だね」と
二人で妙に納得
伊奈 裕
かたづけている
書類の中から
チラシの裏に書かれた
憲ちゃんのメモが
文字は生きている
青山すみれ
光を独り占めの
長く伸びた雑草を
刈り払えば
小さな草花が
野を埋め尽くす
山田武秋
夜の大屋根リングから眺める
映像ショーやパビリオン
老夫婦に赤ちゃん連れ
みんな「持続可能な未来」の一節
大阪万博
瀧津泉
山を背に
田面(だづら)に写る
早苗振り
姉さん被りに
映える紅
だいてんち
ふるさとの六十年の時を超えて
オルガンのように呼ぶ声
埴生の宿
幻の巷の
ミュージックサイレン
はま栗
〇次回の締め切りは7月31日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)4月作品 - 白堊五行歌会
2025/04/17 (Thu) 15:14:57
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白堊歌会RURU 2025年4月
匿名の
アカウント操る
政府の影
世論誘導
ネット民怒る
村谷 尚
インフォームドコンセント
白内障の手術事故率は2000件に1件
そう言う担当医これまでの施術数は?
丁度1999人を処置したところですか?
この問いかけで、両者思わず「苦笑い」
4代目事務局長 藤井 則夫
お静かに…
空気を読んで!
現地人の
無言の圧に
立ちすくむ訪日外国人
田川宏朗
人間は愚者か
勝手な正義のもと
戦争での殺戮行為
文化破壊
愚行蛮行が止まらない
伊奈 裕
行動力のある
友人が
帰ってきた
イタリアから
お骨となって
青山すみれ
アッ! ご注意!
もしかしてその会話
スマホに盗聴されていますよ!
と疑いたくなるような
AI搭載の新機能
山田武秋
川崎に生まれし赤子
「ふみ」なりけり
素朴な名前で大きくて
ここにもいるよ
大伯母が
はま栗
散る花と
さざめく雪が
交わりて
冬と春との
鬩ぎあい
だいてんち
〇次回の締め切りは5月31日です。
「白堊歌会RURU」2025(令和7年)2月作品 - 白堊五行歌会
2025/02/26 (Wed) 23:36:14
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白堊歌会RURU 2025年2月
親子二代
同じ顧客の
プログラム
開発納入
奇縁なりき
村谷 尚
夜中に二度起き
これはタマラン
これが過活動膀胱というやつか
身に染みて感じた
加齢で縮む溜める能力
4代目事務局長(藤井則夫)
脳は観念論者
身体は唯物論者
食事のたび
メニューの好悪をめぐって
バトルを繰り広げる
山田武秋
冬空に
まっすぐ伸びる
メタセコイヤ
見上げれば
大輪の花火のよう
青山すみれ
毎年兄に新年の挨拶
今年はもう声が聞けない
淋しくてやるせない
天から「元気だせよ」の声
兄がいたから頑張れた
伊奈 裕
股関節手術は
土木工事
執刀医は土方(どかた)
職業に貴賎なし って
ホントだなぁ
田川宏朗
一高での古文の授業も
父の熱血指導も
何かはせむ
大河ドラマで目が覚めた
私の平安時代熱
瀧津泉
冬枯れの公園
「お座り!」の号令に
ビシッと居並ぶ犬たち
中にあたふた
私のビッケ
はま栗
寒椿
落ちて散らばる花びらは
ガザの瓦礫の血痕のごとし
束の間の停戦は
いつまで続くのやら
だいてんち
〇次回の締め切りは3月31日です。
「白堊歌会RURU」2024(令和6年)12月作品 - 白堊五行歌会
2024/12/28 (Sat) 23:59:21
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白堊歌会RURU 2024年12月
「来い」ならば行く先自明で
来なければ それは片思い
行く先が揺れるなら すでに恋は卒業だ
「会い」が始まれば行き先は未知で良くすれ違う
愛が続くのは 希望への不断の擦り合わせ
47卒 藤井 則夫
中学で
ビニ本持参が
ヒーローの昭和
指の隙間より
女子もガチ見る
村谷 尚
現地人は
チープなペイで
ハードワーク
カロウシ
ジャパンは働き方後進国ネ
田川宏朗
フジバカマが残る関ヶ原
笹尾山から見下ろせば
丸見えの家康の最後陣地
老雄の胆力
アサギマダラが飛んでいる
瀧津泉
健康コマーシャル
購買欲そそる
見事な映像と話術
魅力的なうたい文句に
誘惑されそう
伊奈 裕
町内の
生ゴミバケツ
柿の皮でいっぱいに
あちこちの軒先が
吊し柿であふれる
青山すみれ
背広もネクタイも
Yシャツも
もう残りの人生分はある
体型さえ
変わらなければ
山田武秋
並木を彩る
冬もみじ
襟もと過ぎる冷風に
駆けゆく老体
息白し
だいてんち
犬の仔に
追われし鳩は
保育所の
イチョウの巨木の
奥に隠れぬ
はま栗
〇次回の締め切りは1月31日です
「白堊歌会RURU」2024(令和6年)10月作品 - 白堊五行歌会
2024/10/18 (Fri) 15:01:21
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白堊歌会RURU 2024年10月
バズるかに
賭けるネットの
若き達
老いて勝てない
スピード、決断
村谷 尚
戦争が終わったぞ!
喜ぶ人を
憎んだ
かつての女学生は
わたしの母
田川宏朗
初めてのクリ拾い
イガイガの裂け目に見える
実を目掛け
怖さ恐れず穿る指
我が青春は懐かしき
4代目事務局長
久し振りの再会
兄の病状が厳しい
可愛がってもらった
愛しい思い出の日々
姪が二人の写真撮影
伊奈 裕
出し抜けに
鶴瓶来たる
白堊城
遇するは
ジェンダーレスの
応援団
だいてんち
夏の朝
車でゆけば
もくもくと
紫波町日詰の
入道雲
はま栗
連日の猛暑に
何も考えられず
過ぎていった夏の日々
一陣の涼風に
我にかえる
青山すみれ
大河の人気で
教養番組は軒並み
源氏物語のオンパレード
「垣間見る」を切り口に
古の恋の沼にハマる
山田武秋
10月2日夕暮れ
一番星と三日月と
暮色に浮かぶ富士山を
独り占めする
12階のベランダよ
ろろちち
〇次回の締め切りは11月30日です。
「白堊歌会RURU」2024(令和6年)8月作品 - 白堊五行歌会
2024/08/12 (Mon) 11:44:26
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白堊歌会RURU 2024年8月
ビュビュビュビュー ピカピカッ! ガラガドッカーン ゴゴゴゴー ・・・・
いきなりやってきたゲリラ豪雨はテロリストだ
バンカラで気性が荒いこの俺に会いに来たのか
バカッタレーッ!
俺はもう爺ーさんでおとなしいんだ
だいてんち
高野連(こをやれん)
子弟はやれんよ海外へ
されど流れは麟太郎
甲子園狙うは移ろいて
時代はメジャーデビュー戦
4代目事務局長 (藤井 則夫)
下ネタパワーの
雅子部長っす
小四の
次男がちんこ
かりかりと
村谷 尚
キライ!
と言いながら
読みこんだ
本
手あか付くほどに
田川宏朗
自動車が空中を飛び
ロボットが町を歩き
お店は無人化
そんな時代がやってくるかも
危ぶまれる人間の存在
伊奈 裕
付近の人は注意!と
毎日のように
LINEが
届く
クマ出没情報
青山すみれ
帝王学を
学ばぬトランプ
帝王学を誤解した
石丸・斎藤兵庫県知事
政治家に夢は託せなくなった
山田武秋
イタリア映画の主人公
女たらしでチャーミング
クレジットで流れた音楽
懐かし気でカッコいい
昔大好きだったRストーンズ
瀧津泉
半世紀に渡って
憧れと喜びをくれた百貨店
閉店の日を明日に控えて
菓子折りもまばらな棚に
なお行列長し
はま栗
〇次回の締め切りは9月30日です。